フレンチスリーブのベストです。
衿ぐりには、5cm幅の切り替えがあり、切り替え線の身頃側に少しギャザーが入っています。
ウエストには左右で4本のダーツがあり、ウエストを細く見えるようにしました。
横から見てもウエストが少し細く見えます。(サイズ的に無理がなければ、体に張り付くような細さにはなっていません。)
袖ぐりは、生地がやや肉厚なので、共布のパイピングをする予定です。
脇の縫い目線に、ポケット口を作ることにしました。
後衿ぐりにも切り替えがあり、全体的に出来るだけすっきりと、細く見えるようにしました。
後身頃にも、左右で4本のダーツがあり、メリハリが付いたシルェットになっています。
2016 March
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2011年03月
小花柄のフレンチスリーブのベスト (トワールチェック)
工場風景―縫製
縁かがりをしています。
裏地の付いていない商品の場合は、このロック始末をよく使います。
サンプルを縫っている時は、作業途中で確認をしながら仕上げて行きます。
きっちりと裁断されたパーツの縫い代の端を合わせてミシンをかけます。
細分化され、大量に流すラインを持つ工場と、小ロットで一枚流しの出来る工場があります。
小ロットの一枚流しの場合、生産効率が悪いため、加工賃が高くなると敬遠されがちですが、小回りが利き、なにか不具合が生じた時などには、素早い対処が出来るという利点があります。
今年に入ってからは、綿やウール、麻などの素材が軒並みに高騰しています。
自然からの恵みでもある天然繊維を大切に使ったものづくりを見直す良い機会になるかも知れません。
工場の裁断風景
松本市内の縫製工場の裁断風景です。
サンプルや小ロットの裁断と縫製はこちらで行われます。
(量産の場合も、すべて国内で裁断から縫製及び仕上げまでを行います。)
正確な裁断は商品の出来映えを大きく左右します。
熟練の技術者は素材の持つ特性などにも詳しく、生地の傷なども見逃しません。
小花柄のロングベスト
素材
綿ジャガード (イタリー製生地)
綿 100%
色
カラーは次の1色展開です。
カラー№113 紺×白
この商品のこだわり
イタリー製の総柄(織り柄)のベストです。素材を活かすように配慮しました。
総柄ではありますが、無地感覚で何にでも比較的に合わせやすいロングベストです。
ウエストで少しシェイプしたシルェットになっています。前を開けたまま軽く羽織っても良いですし、前の釦をとめてベルトをすれば、また違った着こなしが楽しむことができます。
ディテールの説明
袖ぐりと衿ぐり及び前端しに、はみ出しパイピングで縁取りをしています。
はみ出しパイピングの色は紺色です。
肩幅はやや狭くし、Tシャツにもシャツにも合うようにしました。
前裾のカーブが終わる位置まで、はみ出しパイピングを挟んでいます。
裾は3つ折りでステッチをかけています。
ウエストに前身頃と後身頃の左右にそれぞれ2本ずつのダーツがあり、シルェットを作っています。(合計4本の縦のダーツがあります。)
袖ぐりはバストラインより約5cmくらい下まで繰り下げています。
脇にポケットがあります。脇線を利用したポケットで、すっきりとしています。
Wフリルのベスト
素材
形状記憶シャンブレー(日本製生地)
ポリエステル 85%
アセテート 15%
色
ワイン(113) ブルー(55)
カラー№113 ワイン
カラー№55 ブルー
この商品のこだわり
自在にくせ付ができる形状記憶素材の特徴を活かし、幅の広いフリルを首に沿わせたり、フラットにしたり等、思い通りに形付けることができます。
ディテールの説明
衿もとには、首に添ったフリルと身頃に添ったフリルが付いています。
首に添ったフリルは2重で、フリル端が輪さになり、ソフトな仕上がりになっています。身頃に添ったフリルはかさ張らないように1重でフリル端は三つ巻きでステッチがかかっています。
首に添ったフリルと身頃に添ったフリルは、それぞれ立たせたりねかせたり、自由に形付けられます。形状記憶素材の特性が発揮できます。
肩幅は広めで、肩先に少しかぶるようになっています。肩線を挟んで前後10cm位の間でギャザーが入っています。
袖ぐりはパイピングで軽く仕上げています 。
身頃はやや細身にできていますが、袖ぐりを深く繰り下げているために、腕を動かした時の窮屈さを感じません。
後のフリルの状態です。
首に添ったフリルをフラットにしたり、フェイスラインに合うように、
フリルを自由に形付けることができます。
先染めチェックのベスト
素材
先染めチェック(イタリー製の生地)
ポリエステル100%
色
カラーは次の1色展開です。
カラー№148 ベージュ×白
ディテールの説明
前身頃には膨らみがある貼り付けポケットが付いています。
ポケット口は紐でギャザーの調節できるようになっています
後身頃のヨークはチェックの柄を斜めに使い、少しカーブにすることで、スモックを連想させるような可愛らしさを出しました。
衿の外まわりの紐は衿の裏(後)で調節して結ぶようになっています。
衿は台衿付きの変形ヘチマ衿です。ギャザーを寄せるように紐を通した上衿と身頃から続いた下衿(ラペル)からできています。
下衿(ラペル)は身頃から続いているのでかさ張らず、衿を立てた時にもすっきりとしています。
衿の紐を締め気味にすると衿が立ちます。
衿の紐を緩めるとフラットな衿に表情を変えることができます。
顎の線が一番きれいに見える形に衿を整えてください。