チュニックとストレッチパンツのザストリーム・パターンシステム

スマートスリムブーツカットパンツが出来ました。
裾巾は約21cmで、やや控えめなブーツカットのシルエットです。
ウエストは、スマートスリムストレッチパンツと同じで、幅広のゴムを使用しています。

後から前にかけてのウエストラインの傾斜は、Sure　Planのこだわり部分で、履き心地を大きく左右する箇所となっています。（Sure　Planの”こだわり”をご覧ください。）

後は、すっきりしていてヒップが高く見えます。

裾巾は広すぎず、足が細く長く見えるようなカッティングになっています。

スマートスリムストレッチパンツの上に合わせるベストが出来ました。
パンツは、秋から冬にかけてはブーツインにして、今までとは違った着こなしをお楽しみ下さい。

ベストの素材は、大変軽い形状記憶シャンブレーを使用し、カジュアで行動的な方にぴったりです。

ギャザー入りの膨らみのある衿が、着こなしのバリエーションを広げます。

素材の持つ特性から、自由に衿を形付けることが出来ます。

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9月8日に天竺木綿（トワール、またはシーチング）で確認をしたベストが出来上がってきました。

形状記憶素材を使ったので、皺になっても引っ張るともと通りになり、形付けるとそのようになる、カジュアルで便利なアイテムです。

肩に少しと、ポケット口にギャザーが入り、衿もとはギャザーの入ったフリルのような衿が付いています。

ポケットが膨れて嫌な人は、手で押えると押えた時の形を保ちます。

後は切替線でシルエットを形作っています。

このサンプルは13号なので全体に厚みがありますが、決して大きくは見えません。

形状記憶の特性を衿で確認できます。

下の写真は、衿もとを押えて、首に添わせたように形づくった場合の見え方です。

衿もとを開いて花びらのように形づくった場合の見え方です。

その時々に、自分で、インナーや雰囲気に合わせて、衿もとの形づくりができます。

ここに来て、ようやく秋の訪れを実感できるようになりました。

8月末頃から、店頭では秋の（早い所では冬の）ディスプレイを展開されていましたが、今年の長い夏が、まるで涼を誘うもの以外は拒絶するかのように顧客の足を遠ざけて来ました。

我社にも、秋のウールの素材が届きました。上品な光沢のある上品質のウール天竺（カットソー）です。色は黒、焦茶、グレー、白。

これらの素材は、落ちがよく、ドレープがうまく入りそうなので、それらを活かしたデザインを考えています。
只今、オフタートルなどのかぶりものを検討中です。

新型の製作過程です。

天竺木綿（シーチングまたはトワールと言う）を使って、デザイン画通りに組み立てます。
シルェットやデザインの詳細（ディティール）などを確認しながら修正をします。
前身頃の、ポケットのギャザーを無くすかどうか検討の結果、ギャザー分量を減らしてファーストサンプルを作ってみることにしました。

横からも確認をします。
衿の高さや後から前までのつながりに無理がないか等、全体をチェックします。
前ポケットのギャザーは、やはり多いようなので修正をすることにします。

後身頃は、裾で跳ねていないかなどの全体のシルェットを確認します。

横から見た時に、袖口ラインのつながりを注意をしながら、テープを貼り直しました。
ギャザーが入っている場合などは、実際に組み立てて見なければ、きれいなラインにはなりません。

先日、注文していたSlax　Form（スラックス用の人台）が届きました。

これは　Slax90　という大きさで、ウエスト＝72cm、ヒップ＝97.5cm、の大きめの人台です。Sure　Planの13号や15号のパンツ用に購入しました。
これを使って、ドレーピング（立体裁断）をしたり、検品をしたりと、おおいに活用できそうです。

我社では、人台1体1体に名前を付けています。
今回仲間入りをした　Slax 90　は、“ジャネット”と名づけました。
今後、ジャネットも我がメンバーの一員として、活躍を期待できそうです。

ジャネットは大柄ですが、美人です。とてもきれいな人台で使い勝手もよさそうです。

足が途中までなのは、パンツのドレーピング（立体裁断）をしやすくしているためです。