2016 March

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

◆ショッピング

◆スタッフブログ

◆スタッフ紹介

◆お問い合わせ

2009年07月

大野先生の講習会“カットソーだからこそ…!”

7月24日から26日の3日間大野先生の夏季講習会に行って来ました。
テーマは昨年に引き続き“カットソーだからこそ…!”で、今回は厚地の素材で、芯やテープなどを使わないジャケット作りです。

カットソーの需要は年々増えているのですが、その扱いは案外ぞんざいにされていて、素材の特性が活かしきれていないように常々感じていました。また、伸び止めテープで固定しなければ、袖繰りが伸びて袖が落ち着かないなどと、仕上がりがよくない場合、最もな理屈をつけていたようにも思います。

今回の手法は、ボディに天竺で作った土台を着せ、カットソーの特性を考慮し、素材をなじませながらシルェットを作っていくという方法です。難しかったのは袖繰りでした。形を保っていても、袖繰りの縫い代を切り落としたとたんに緩くなって、バランスを崩してしまいました。前肩の引き上げがうまく出来ていないと崩れて袖繰りが緩んでしまいます。

JK-1.jpg


JK-2.jpg


素材が縦伸びすると横に痩せます。伸び分をカットして痩せ分をプラスして作った袖を付けて一晩放置して、どのように変化したかを観察しました。その結果、丈は問題なかったのですが、巾が痩せていました。
布帛も物によっては変化を起こしますが、これほど顕著に変化が起きるのは1本の糸で編まれた素材ゆえの特性で、これらを活かすためには、観察をして、一手間をかける事が商品のできばえを左右するのではないでしょうか。

価値観の変化

最近のお直し業界では、新商品のお直しではなく、
タンス内でねむっている洋服や和服でのリフォームの要望が多く、
それらの専門学校の生徒数も増え、年齢的にも若い人たちが増加しているようです。


尚、以前には考えられなかったような、端切れを何枚も接ぎ合わせたジーンズや、
米軍からの払い下げのテント地や麻袋で、ジャケットやコートを作ったり、
古着をリメークした雑貨やウエアにも大変人気があり、
これまでとは違った価値観での物作りや、消費の多さが目に付くようになりました。


高度成長の大量生産、大量消費の使い捨て時代を経て、現在のこの不況の中で、
リメークして再利用する、古い物を新しく蘇らせる、などの消費の形が改めて、
見直されてきているように思います。
 
そして、そこから、エコブームと不況がもたらした新しい価値観が生まれ、
それらを”リセッショニスタ”(Recessionista)と呼ぶのではないでしょうか。

  リセッション(Recession)/景気後退
  ファッショニスタ(Fashionista)ファッショナブルな人
   ・・・・二つの言葉を合わせて出来た造語


 以上の事から、我々にとって最も大切な事は、いかなる状況にあっても何か新しいものを探し出し、発展させていき、それが希望となって次の時代を担っていく事を信じて、進むことだと確信致します。

▲ページの上へ