最近のお直し業界では、新商品のお直しではなく、
タンス内でねむっている洋服や和服でのリフォームの要望が多く、
それらの専門学校の生徒数も増え、年齢的にも若い人たちが増加しているようです。
尚、以前には考えられなかったような、端切れを何枚も接ぎ合わせたジーンズや、
米軍からの払い下げのテント地や麻袋で、ジャケットやコートを作ったり、
古着をリメークした雑貨やウエアにも大変人気があり、
これまでとは違った価値観での物作りや、消費の多さが目に付くようになりました。
高度成長の大量生産、大量消費の使い捨て時代を経て、現在のこの不況の中で、
リメークして再利用する、古い物を新しく蘇らせる、などの消費の形が改めて、
見直されてきているように思います。
そして、そこから、エコブームと不況がもたらした新しい価値観が生まれ、
それらを”リセッショニスタ”(Recessionista)と呼ぶのではないでしょうか。
リセッション(Recession)/景気後退
ファッショニスタ(Fashionista)ファッショナブルな人
・・・・二つの言葉を合わせて出来た造語
以上の事から、我々にとって最も大切な事は、いかなる状況にあっても何か新しいものを探し出し、発展させていき、それが希望となって次の時代を担っていく事を信じて、進むことだと確信致します。