2016 March

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

◆ショッピング

◆スタッフブログ

◆スタッフ紹介

◆お問い合わせ

2010年08月

立体裁断講習会 2010  part-2

圧縮ニットを使ったショートケープのような羽織ものを、ドレーピング(立体裁断)で作りました。

袖下はドルマン風に続いていて、衿も身頃から続いています。
ネックは紐を通して自由に調節できます。前身頃のネックのギャザーの入れ方と、袖下の決め方に苦労しました。

素材の選び方次第でエレガントに装うことができ、サイズ的にも融通がきくため、この秋から冬にかけての季節には重宝するアイテムだと思います。

今は、しつけ糸でギャザーは入れていますが、実際には紐を通すことになります。

%E8%8C%B6%E5%89%8D.jpg

横から見ても、袖が前振りになっています。
丈は、前から後にかけて斜めに長くなっています。

%E8%8C%B6%E6%A8%AA.jpg
後中心で衿ぐりがVの形になっていて、後の衿ぐりにはギャザーがありません

%E8%8C%B6%E5%BE%8C.jpg

立体裁断講習会 2010  part-1

今回で、72回目となる大野順之助先生の立体裁断講習会は、受講者に於いても、この業界に於いても、大きな区切りとなりました。

私が受講した、ステップⅥは、この講習会のこれまでの人気の高さを裏付けるような、盛況ぶりで、お盆前とお盆後の2クラスになりました。

思い返せば、29年前に始めて初級(ステップⅠ)を受講をし、大変大きな衝撃を憶えたのを今でも、はっきりと記憶しています。とにかく美しい!ドレーピング(立体裁断)という技術がこれほど理にかなった造形美―縦糸と横糸の動きを自由自在に操り、計算し―を表現することができるものなのかという驚きでした。私はその時、先生が筆で絵を書いておられるようだと思いました。

29年を経て私自信が、どれくらいの絵が描けるようになったのかは、他に比べようもありませんが、大野先生と出会い、物創りを通して数多くのことを教えていただいた事実だけは活きていると確信しています。


前がアシメトリーで、右から左ににドレープとギャザーの入ったトップスを作りました。
 始めにドレーピングでベースを作り、前身頃を展開して開きました。

%E7%99%BD%E5%89%8D.jpg

薄い肩パッドを入れ、肩にダーツもなく、少し肩先で引き上げ気味に作った後身頃です。背巾の位置で少しゆるみが入り、体には張り付いていません。
%E7%99%BD%E5%BE%8C.jpg

華奢な袖山を作るのが難しく、何度も修正をしました。

%E7%99%BD%E6%A8%AA.jpg

▲ページの上へ